サッカーの思い出「レッドカード」平元文雄

サッカーの思い出「レッドカード」平元文雄

 くも膜下出血で倒れ、手術してから丸4年になります。

早く良くなって、低学年ぐらいの審判をしたいなと思っていましたが、その後の体の回復振りを見ていると、もうだめかなと思っています。そこで私が今まで経験してきたことをこのHPで伝えていきたいと思います。
 私がスポーツ少年団の試合で主審をしていて「レッドカード」を出したのは2回あります。2回とも同じ場面でした。どんな場面だと思われますか?
 それは中学年ぐらいの試合だったと思います。相手チームのシュートに対してGKではない選手が本当ならゴールしているボールを手で阻止したケースでした。
ルールブックにも決定的なゴールを阻止した場合には「レッドカード」退場と言うことになっています。赤のカードを提示すると子どもは必ず泣いてしまいます。グラウンドから出ることを指示されるのですから、「もう、あなたはサッカーをする資格がない」と言うような宣告を受けたような気持ちに、小学生ならなるのでしょう。
でも、中学年あたりのこの行為は、わざとしたのではなく、相手にゴールさせたくない一心で思わず手が出てしまった行為で、悪気はまったくない場合が多いのです。
 小学生の場合は、悪質な、小汚いファールはまったくと言っていいほど見られません。だから、私は少年団では、水戸黄門の印籠みたいにカードをその選手に提示するのは好きではありません。出来るだけカードを提示するのは避けたいと思っています。特にグラウンドを去らなければならないレッドカードはいらないのではないかと思っています。
 サッカーのルールを徹底させるためにカードが必要なのはわかるのですが、ファールにしても小学生の場合にはそんなに悪質なファールはないからです。だから、ファールがあった場合にも言葉でまず注意してみて、それでも続くようでしたらカード提示をするではどうなのでしょうか。
 それから、私はレッドカードを出した子どものチームには試合が終わってから行くようにしました。(行く必要はないのですが)泣いている子どもに謝る必要はありませんが、コーチの方にはなぜカードを出したのかを説明しました。私の時には、コーチが「よく、分かっています」とおっしゃってくださいました。「子どもにも説明しておきます」と。
 話は変わりますが、私のチームで一度だけレッドカードを出されたことがあります。6年生の子でした。ベンチに帰るなり、泣きじゃくっていました。私はなぜレッドカードが出されたのか分からなかったのですが、試合が終わってから主審の方が説明に来られました。「主審に対する汚い言葉があって、一度は注意したけれど続いたのでレッドカードを出したとのことでした。私のよく知っている主審の方でしたので説明してくれたのでしょうが、ありがたいことでした。私は「分かりました」と伝えた後、子どもには主審に対するリスペクトを懇々と伝えました。6年生ぐらいになってくると、サッカーに対する目も肥えてきて主審の判断に対する不満も出てくるのでしょうが、それはしっかり指導する必要があると思います。
 今日は少しカードのことを書いてみました。カードと言えばもうひとつグリーンカードと言うのがあります。フェアなプレイに対する称賛のカードですがあまり使われていません。私も使うのはラインを割った敵ボールを取りにいってくれた子とかタックルを受けた子に手を差し伸べて起してあげる子とかに提示するぐらいでした。もっと有効利用したいとは思っていますが、私はこんな時に使っているよと言うのがあれば教えてください。